2021年1月22日に長野市芸術館で開催された『由井平太サクソフォンリサイタル』から、一部の曲目の映像をYouTubeで公開しました。是非ご覧ください。
<ダイジェスト版>R.モリネッリ:ニューヨークからの4つの絵
Robert Molinelli:Four Pictures from New York
「由井平太サクソフォンリサイタル」でのライブ収録
リサイタルのプログラムのメインとして演奏した、イタリアの作曲家モリネッリによる《ニューヨークからの4つの絵》。この20分超の演奏を、6分間のダイジェスト動画にしました。当日の熱気を味わっていただけたら幸いです。
演奏:
由井平太(サクソフォン)
大嶋千暁(ピアノ)
2021年1月22日(金)長野市芸術館 リサイタルホール
P.スパーク:パントマイム
Philip Sparke:Pantomime
「由井平太サクソフォンリサイタル」でのライブ収録
演奏:
由井平太(サクソフォン)
大嶋千暁(ピアノ)
2021年1月22日(金)長野市芸術館 リサイタルホール
山本哲也:薄明のピトレスク ―アルトサクソフォンと持続音のための(由井平太委嘱作品/公開初演)
Tetsuya Yamamoto:Pittpresque au crépuscule
「由井平太サクソフォンリサイタル」でのライブ収録
演奏:由井平太(サクソフォン)
2021年1月22日(金)長野市芸術館 リサイタルホール
薄明の時…夕暮れの時間には多種多様な色が混在します。その昼と夜との境目の彩は美しさの象徴としてはもちろん、時にその深さは畏怖の対象ともされました。絵画的なその彩はサクソフォンの微分音程…半音のさらに半音や、特殊な奏法で紡がれる様々な音やリズムで、光と闇の間を揺れ動きます。その不安定な時間を貫く不気味なEフラットの持続音は、確固たる道しるべとしての光でもあるのです。(由井平太)
長野県文化振興基金「頑張るアーティスト応援事業」の一環として、由井君とタッグを組んで昨年6月に作曲し、8月に由井君自身の演奏・編集による映像がYouTubeで公開された。本公演がコンサートでの初演となる。 由井君から作曲の提案を聞いた際に、コロナ禍での芸術支援の企画が絡むということで、当時我々が直面していた状況と少しでもリンクした作品にしたいと考えた。そこでまず思い出したのは、2019年の冬に訪れたアルザス地方の街並みのことだった。アルザス地方はフランスの歴史を辿ると他国からの占領と奪還を繰り返した重要な土地であるが、フランス国内で最初期にCovid-19が大きく流行した街でもある。私が訪れたストラスブールとコルマールは「絵画のように美しい」という意味を持つ「ピトレスク」という言葉がぴったりの景観で、薄明かりの街並みの中からぼんやりとした光が、色彩や質感を伴いながらゆっくりと明滅していく様子をイメージして作曲を進めた。書き終えた後、パリに住む私と日本に住む由井君とで中継を繋ぎ、リハーサルを通して細部の調整を行い、最終稿が完成された。(山本哲也)
(由井平太サクソフォンリサイタル曲目解説から抜粋)
J.ドゥメルスマン:創作主題による幻想曲
Jule Demersseman:Fantaisie sur un thème original
「由井平太サクソフォンリサイタル」でのライブ収録
演奏:
由井平太(サクソフォン)
大嶋千暁(ピアノ)
2021年1月22日(金)長野市芸術館 リサイタルホール
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